日本全国各地でつくられている日本酒。その味わいは地方によってさまざまで、その土地の魅力がたっぷり詰まっています。
ただ、種類がありすぎて迷ってしまう方も多いでしょう。そんな時は、エリア別に選んでみてはいかがでしょうか。
今回は、「東北エリア」のおすすめ日本酒をご紹介します!
日本酒とは
日本酒とは、米・米麹・水でつくられる醸造酒です。
精米歩合や醸造アルコールの添加有無によって「純米大吟醸」「吟醸」「純米酒」などの種類が変わってきます。
日本人の主食でもある米を使用した日本酒ですから、日本人の味覚に合わないはずがないですよね!
日本酒のエリア別の違い

銘柄によって違いを楽しめるのが日本酒の魅力でもありますが、大きく分けると、寒冷な地域は辛口、温暖な地域は甘口の日本酒が多いと言われています。
それぞれの地域ごとに有名な銘柄が存在し、飲んだことはなくても名前は聞いたことがある!というものもあるのではないでしょうか。
自分が「美味しい!」と感じた日本酒がどこでつくられたものなのか調べてみると、その県の他の銘柄も試してみたくなりますよ!
東北地方の日本酒

東北地方は寒冷な気候で、雪解けの伏流水に恵まれています。米どころとしても有名であることから、多くの酒蔵が存在します。淡麗辛口のイメージが強い方も多いでしょう。
県ごとに個性があり、もちろん酒蔵によって味わいはさまざま。さらに、同じ銘柄でも種類がたくさんあるので、キリがない!ほど楽しみ続けられます♪
【県別!】東北地方のおすすめの日本酒12選!
今回は、各県ごとに2銘柄ご紹介します!
ぜひ、日本酒の選び方のひとつとして参考にしてみて下さい!
青森県のおすすめ日本酒

田酒(でんしゅ)
青森県青森市にある西田酒造店が製造する「田酒」は、昔ながらの完全手づくりをこだわりとした大人気銘柄です。
こだわりの製法から生産量が限られていることもあり、流通量は少なく定価よりも高い値で取引されています。
日本酒ブームの時代には、「西の獺祭、東の田酒」という言葉ができたほど。米の旨味が生きる味わいが根強いファンを釘付けにしています。
もちろんラインナップも多数。「田酒」のこだわりをぜひ堪能してみて下さい!
陸奥八仙(むつはっせん)
青森県八戸市にある八戸酒造が製造する「陸奥八仙」。青森県産の米と酵母、八戸・蟹沢地区の名水を仕込み水として使用していて、こちらも青森を代表する銘柄です。
「陸奥八仙」はフルーティーで香り高いことが魅力で、数多くの受賞歴をもつ世界に認められた味わいです。定番の特別純米(火入)をはじめ、数多くのラインナップが揃い、それぞれラベルの色が違うのも可愛らしくて好きです!
安永4年(1775)から酒造業を営む老舗酒造がつくる「陸奥八仙」ぜひお試しください。
秋田県のおすすめ日本酒

新政(あらまさ)
秋田県秋田市にある新政酒造が製造する「新政」は、こだわりの伝統と革新的な新技術が融合した日本酒です。そのボトルデザインや銘柄名もいい意味で日本酒らしくないスタイリッシュさを持っていて、非常に高い人気を誇る銘柄です。
定番生酒の「No.6(ナンバーシックス)」をはじめ、新政の日本酒は「きょうかい6号酵母」を使用してつくられているのが特徴。これは、新政が自社で発見した酵母で、いわゆる国家認定酵母といったところです。
穏やかな味わいと香りが新政ならではの魅力。オリジナリティ溢れる見た目も含めて、ぜひ試していただきたい逸品ですね!
高清水(たかしみず)
秋田県秋田市にある秋田酒類製造が製造する「高清水」は、秋田県産米にこだわりをもち、ふるさとの恵みを感じられる銘柄として愛され続けています。
この「高清水」の文字が書かれた看板を掲げている古風な居酒屋を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
長く愛される理由は、「米・水・人」にこだわった酒造り。そして品質への熱いこだわりです。飽きのこないすっきりとしたふくよかな味わいは、食中酒にもぴったりで、米どころである秋田の風土をたっぷり楽しめます。
ラインナップも豊富!ぜひ一度お試しください!
岩手県のおすすめ日本酒

南部美人(なんぶびじん)
岩手県二戸市にある株式会社南部美人が製造する「南部美人」は、透明感のある上品な味わいが魅力です。海外進出へも積極的で、国内外で高い評価を得ている銘柄です。
日本酒の素晴らしさを伝えることを大切にしていて、さまざまなPRをしていることも特徴です。老舗でありながら、新しいことも取り入れるその姿は、まさに伝統と革新の融合。「温故知新」の精神を掲げています。
2023年には岩手初の蒸留所を構え、ウイスキーへの挑戦も始めたことでも話題になりました。ギフトとしてもおすすめな南部美人、ぜひお試しください♪
あさ開(あさびらき)
岩手県盛岡市にある明治4年創業、株式会社あさ開が製造する「あさ開」は、キレのある旨口が魅力の銘柄です。名前の由来は万葉集に収められた和歌に因んだものなんだとか。
創業以来変わらずに使用している平成の名水百選に選ばれた「大慈清水」。やわらかな飲み口と淡麗な味わいを感じられます。岩手の地酒ならではの味を生み出しながら、さまざまなスタイルのラインナップを揃えています。
柔軟な発想で進化しつづける「あさ開」をぜひ堪能してみてください♪
宮城県のおすすめ日本酒

浦霞(うらかすみ)
宮城県塩釜市にある株式会社佐浦が製造する「浦霞」は、1724年創業の歴史と伝統、地域の食文化とともに育まれた日本酒です。
「浦霞」の名の由来は、源実朝が塩釜の春の訪れを詠んだ詩で、やわらかな酔い心地のお酒を目指して名付けられたそうです。
一つ一つの作業を丁寧に行う「凡事徹底」を軸にした職人さんたちの妥協のない酒造り。飲みやすく飽きのこない味わいをぜひお楽しみください!
一ノ蔵(いちのくら)
宮城県大崎市にある株式会社一ノ蔵が製造する「一ノ蔵」。浅見商店・勝来酒造・桜井酒造店・松本酒造店の4つの蔵がひとつになり、1973年に創業したという、県内随一の大手蔵元です。
宮城県産の米を使用した手づくりにこだわり、ものづくりの原点は人づくり、と話すほど人の温かさが感じられる味わいを生み出しています。
雑味のない旨味とソフトな口当たりで、手頃な価格も嬉しい特徴。地元だけでなく全国で手に入れやすい人気銘柄です。見かけたことはあるけど飲んだことはない!という方は、ぜひ手に取ってみて下さいね!
山形県のおすすめ日本酒

十四代(じゅうよんだい)
山形県村山市にある高木酒造が製造する「十四代」は、”幻の酒”と言われるほど、市場では定価を上回る価格で取引されています。
これは、納得のいく品質を求めた酒づくりを行い、大幅な量産をしないことが要因。手間も時間もかかる伝統的な製法を続けているからこそ、米の甘みと旨味が引き出されたフルーティーな味わいが生み出されるのです。
1615年創業という歴史ある老舗酒蔵だからこそつくり出せる味わいを、感じてみて下さい。
出羽桜(でわざくら)
山形県天童市にある出羽桜酒造が製造する「出羽桜」は、山形県の地酒として高い人気を誇る銘柄。リーズナブルでありながらクオリティの高さを味わえ、世界的なコンペティションでも高い評価を得ています。
吟醸酒の先駆けとして知られていて、「山形県といえば吟醸酒」と言われるようになったのは、この「出羽桜」の功績だと言われています。
ラインナップも非常に豊富ですが、まずは火付け役ともなった「吟醸酒」から試してみてはいかがでしょうか。フルーティーな吟醸香と落ち着いた味わいを楽しめますよ♪
福島県のおすすめ日本酒

飛露喜(ひろき)
福島県河沼郡会津坂下町にある廣木酒造が製造する「飛露喜」は、常に品切れが続く大人気銘柄。「無ろ過生原酒」の先駆けで、火付け役となったことでも知られています。
淡麗辛口が全盛だった時代に、無ろ過生原酒の濃厚な旨味と荒々しい味わいが新潮流として人気となりました。もちろん珍しさだけでなくそのバランスの良さが評価され、会津ならではの味わいで、今もなお国内外で高い人気があります。
同蔵では、「泉川」も有名です。定価では入手困難な銘柄ですが、地元愛の詰まった一本を手に入れてみて下さい。
大七(だいしち)
福島県二本松市にある大七酒造が製造する「大七」。1752年の創業以来、非常に手間がかかる伝統の生酛(きもと)造りにこだわり、日本酒ファンから根強い支持を受けています。
全国でもこの生酛造りを伝承しているのは数少ない酒蔵のみです。大七は、生酛造り由来の芳醇な旨味、コクとキレが抜群。洗練された味わいは、輝かしい受賞歴が証明しています。
「大七」と言えば熱燗!としても有名です。ぜひお試しください。
sakecoco購入品

福島県に旅行した際の購入品は、「榮川 特別純米原酒」と「又兵衛 純米酒 いわき郷」です!
地酒は、ジャケ買いだったりします。王道のラベルから個性的なラベルまでズラッと並んだ地酒コーナーを見るのが大好き。もちろん全部は購入できないので、いつも厳選して2本ほど選びました!
気になる方は、ぜひお試しください!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
選び方に迷っているなら、エリア別もひとつの手です。辛口が好きなら寒い地域、甘口が好きなら暖かい地域など、まずは試してみることです!
東北地方にはまだまだ多くの酒蔵があります。今回ご紹介した銘柄をきっかけに、また新たな日本酒を探してみて下さい!


