誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、「ドンペリ」。圧倒的な人気を誇り、お祝いやパーティーでは定番の高級シャンパンとして知られています。
しかし、なぜこんなにも愛され人気があるのでしょうか?今回は意外と知られていない「ドン・ペリニヨン」の誕生の歴史や魅力、人気の理由や種類まで学んでいきましょう。
ドンペリとは?

ドンペリ(Dom Pérignon)は、モエヘネシー社が製造するシャンパーニュブランドです。世界中のセレブに愛され、日本でもシャンパンタワーや豪華なパーティーで扱われるシャンパンとして有名な銘柄ですね。
ドンペリはブドウの出来が良い年に、その収穫年のみのブドウで造られる”ヴィンテージ”シャンパンであり、ボトルにはその収穫年が記載されます。
ヴィンテージシャンパンは最低3年の熟成期間が定められていますが、ドンペリは最低でも8年熟成。つまり毎年発売されるわけではない、最高の品質にこだわったシャンパンだということなのです。
ドンペリの誕生
ドンペリの名は、シャンパンの誕生と発展に貢献した人物、ドン・ピエール・ペリニヨン氏が由来。“シャンパンの父“”シャンパンの祖”とも言われており、白ワイン造りの研究をしていた修道士です。
ブドウの栽培技術を向上させたりブレンドの手法を築き上げたりと、ドン・ピエール・ペリニヨン氏のさまざまな功績は今もなお語り継がれています。
ドンペリの誕生は、ドン・ピエール・ペリニヨン氏の死後、彼のいた修道院とブドウ畑の所有権をモエ・エ・シャンドン社が得てからになります。
初めてドンペリがリリースされたのは1936年、収穫は1921年のヴィンテージ。モエ・エ・シャンドン社のプレステージシャンパンとして、一般販売はされない特別な贈答品だったそうです。
モエ・エ・シャンドン社は自社最高ランクのシャンパンを、彼への敬意を込めて「ドン・ペリニヨン」と名付けたのです。
ドンペリの魅力

厳格な規定をクリアした”シャンパン”というだけで高品質であることは証明されていますが、さらにドンペリは最低8年の長期熟成、シャルドネとピノ・ノワールによる最高のバランスが加わり、いわゆる”万人受け”する味わいを生み出しました。
このバランスのとれた味わいこそが、世界中で愛される大きな理由のひとつです。
また、出来のいい年にしか販売しないというこだわりもドンペリの特徴。収穫年によってブドウ品種の配合比が異なってくるため、その年ならではのドンペリを楽しめるという魅力を持っています。
ドンペリが人気な理由

ドンペリは世界中で愛されるシャンパン。もちろん日本でも大人気の銘柄です。キャバクラなどのナイトマーケットで愛用されている印象をお持ちの方も多いでしょう。
ドンペリが人気な理由は、それは単に味わいだけではありません。モエ・エ・シャンドン社だからこそできる戦略、そしてプロモーションの上手さにあるのです。
ドンペリの生産本数
ドンペリは、高級シャンパンでありながら生産本数が多いのが特徴です。実際の生産数は社外秘となっていますが、他の有名シャンパンと比べると桁が違うとも言われています。
この生産数を保ち続けるためには、生産の技術や管理に対して大規模な政策をとらなければなりません。これができるのは、大手大企業のモエ・エ・シャンドン社ならではですね。
希少な高級シャンパンは”飲みたくても手に入らない”となる一方で、高級だけど購入しやすいという利便性が、人気に大きな火をつけることになったのです。
ナイト・マーケットで大流行
かつての高級クラブで飲まれるお酒は、ブランデーが主流でした。しかしボトルを開けるまでに時間がかかるブランデーは、売上につながらないという現状があったのです。
そのお酒をシャンパンに変えたことで、ナイト・マーケットは大きく成長していくことなります。なんとこの戦略を行ったのが、モエ・エ・シャンドン社の国際販売部隊なのです。さすがですね…!
そしてもちろん、ドンペリは大流行。消費量が多いため、大量に生産できるドンペリは圧倒的な人気となっていきます。
ドンペリの高級路線プロモーション
まず、ドンペリがモエ・エ・シャンドン社のシャンパンだと知らなかった方も多いのではないでしょうか。モエ・エ・シャンドン社のシャンパンと言えば、その名のまま「モエ・エ・シャンドン アンペリアル」が有名ですよね。
それもそのはず。ドンペリはあえてモエ・エ・シャンドン社の名前を伏せていて、ドンペリはドンペリで独立した存在かのようにプロモーションしたのです。
なぜなら、アンペリアルは複数年のブドウをブレンドする安定した品質で広く知れ渡っている銘柄。ドンペリはこのアンペリアルとは違う、ワンランクもツーランクも上の品質をもつ高級シャンパンであるという印象を強く押し出したかったからなのです。
同じ会社が製造しているにも関わらず、”別の会社が造った独立ブランド”であるかのように売り出し、今現在も同じフレーム内に並べることも厳禁とされています。
厳格にブランド境界を張っているからこそ、独立した高級ブランド「ドン・ペリニヨン」として地位を確立したのです。
ドンペリの種類と流通価格
| 商品名 | 流通価格 |
| ドン・ペリニヨン ヴィンテージ (ホワイト) | 約25,000円~ |
| ドン・ペリニヨン ロゼ (ピンドン) | 約40,000円~ |
| ドン・ペリニヨン P2 | 約67,000円~ |
| ドン・ペリニヨン エノテーク (ブラック) | 約140,000円~ |
| ドン・ペリニヨン レゼルヴ・ド・ラベイ (ゴールド) | 約200,000円~ |
| ドン・ペリニヨン P3 | 1,000,000~1,500,000円以上 |
現在公式で販売されているのは、ドン・ペリニヨン ヴィンテージ、ドン・ペリニヨン ロゼ、ドン・ペリニヨン P2。おおよその流通価格ですが、ホワイトとロゼは流通量も比較的多く、希望小売価格と同じくらいの価格で購入できます。
高級シャンパンの印象が強いですが、意外と店舗で見かけることも多く、思ったよりも価格が低い?と感じる方もいるかもしれませんね。ちょっと頑張れば届く価格帯というのも、ドンペリが愛される理由と言えそうです。
エノテーク、レゼルヴ・ド・ラベイ、P3は販売されていないこともあり、希少性が高まるため価格もかなり高額になっています。
ドン・ペリニヨンブランドサイトはこちら
まとめ
今回はドンペリについて詳しくご紹介しました!
何気なく「ドンペリ」と口にしていたかもしれませんが、すばらしい製造技術とプロモーションによって確固たる地位を築いた、最高峰のシャンパンなのです。
よく見かけるドンペリホワイトは、流通量も多く購入しやすいので、ご褒美やお祝いにぜひ!繊細な泡とバランスのいい味わいを感じてみて下さい!


