大人気ジャパニーズウイスキー「白州」!国内外から注目され、いまや定価購入は難しいと言われるほどのブランドです。普段ウイスキーを飲まない方でも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は「森の蒸溜所」でつくられる白州の、誕生物語をご紹介しましょう。
白州とは?

白州は、サントリーが製造、販売するシングルモルトウイスキー。森の中にある「白州蒸溜所」でつくられ、豊かな自然の恵みを感じられる味わいが魅力です。
同じくサントリーが製造する「山崎」や「響」などと同様に、世界的な評価を得たことにより世界中から注目され、入手困難なウイスキーとしても知られています。
白州と山崎の違いは?
サントリーを代表する「山崎」と「白州」は、はっきりとしたコンセプトの違いがあり、製造している蒸溜所も異なります。
山崎は山崎蒸溜所、白州は白州蒸溜所でつくられているわけですが、蒸溜所がある地域によって、製造する原酒の味わいや個性ももちろん違ってきます。
山崎はまろやかで重厚感のある味わい、白州はすっきりと清涼感のある味わいと表現されることが多いです。
両方手に入れることが出来た方は、ぜひ個性の違いを飲み比べてみて下さい。はっきりと違いを感じられるはずです。
白州蒸溜所の歴史

「森の蒸溜所」のはじまり
サントリー創業者の鳥井信治郎氏の息子であり、二代目マスターブレンダーでもあった佐治敬三氏が、「山崎」を生み出す日本初のモルトウイスキー蒸溜所とは異なるタイプの原酒を求めたことがはじまりです。
ブレンドの幅を広げるために、山崎とは真逆の個性が必要と考えたのです。
建設地の条件は「理想の水」と「豊かな自然」。そのために日本全国の名水地を回っては水を持ち帰り、試作を繰り返したそうです。
ようやく見つけた「理想の水」
なかなかイメージした通りの味わいには出会えず、白州蒸溜所の建設地探しは、数年かかったといいます。険しい山中にまで調査をし続けていた中、ようやくたどり着いたのが南アルプスの山麓でした。
ちなみに建設地を探す役割を担ったのは、大西為雄氏。彼は、”水の狩人”と呼ばれた人物で、初代チーフブレンダーでもあり、山崎蒸溜所の工場長も務めていました。その彼が、
「ーー日本にもまだこんな水があるのかーー」
という言葉を漏らしたほどの、「理想の水」に出会ったのです。この水を生み出す豊かな自然も含め、ようやく探し求めたウイスキーづくりに適した地を見つけました。
それが、現在の白州蒸溜所のある山梨県北杜市白州町鳥原です。
自然との調和
人と自然との共同作業から生まれるものであるという思いから、森の中に建設する蒸溜所はできるだけ景観を崩さず、機能的な面をやわらげる工夫がなされました。
白州蒸溜所内には、バードサンクチュアリというエリアも設置されていて、現在も野鳥が棲める環境を整え続けています。
大地の恵みがあるからこそ、ウイスキーづくりができるのだという自然への感謝が伝わってきますよね…!
「森のウイスキー」の誕生
記念すべきサントリーの第二の蒸溜所、森を切り開きすぎない、自然の中に溶け込む白州蒸溜所が完成したのは、1973年。
そこから約20年の時を経て、ついに森の蒸溜所が生み出した初のシングルモルト、「白州12年」が1994年に発売されたのです!
このような自然の森に囲まれた蒸溜所は世界でも珍しく、唯一無二のウイスキーと言っても過言ではないですよね。
白州のスッキリとした味わいと爽やかさは、まさに自然の恵み。この「白州」をつくり続けるために、森を育む自然保護活動にも取り組んでいるそうですよ。
白州蒸溜所ツアー

白州蒸溜所では、見学ツアーも行っています(完全予約制)。森の蒸溜所の魅力をたっぷりと楽しむことができます。
無料と有料のツアーがあり、有料ツアーは抽選制です。無料の方では製造過程の見学はできませんが、白州の歴史や有料テイスティングバー、バードサンクチュアリなど、十分楽しめますよ!
ちなみにsakecocoは無料見学に3回ほど行きましたが、毎回違った見え方もできて自然を感じられるので、また来たいなぁといつも思わせてもらいます。次こそは抽選当てて有料ツアーに参加したい!!
白州の種類
白州
ほのかなスモーキーさと、軽快な味わいが魅力の「白州 ノンエイジ」。白州の中で最もリーズナブルな種類です。
白州ハイボールを楽しみたい方におすすめ!
定価 700ml 7,000円(税抜)
白州12年
12年以上熟成したモルト原酒のやわらかなスモーキーさと、ふっくらとした果実味を楽しめる贅沢な一本。
多数の受賞歴をもつ、白州の顔とも言える人気の種類です。
定価 700ml 15,000円(税抜)
白州18年
長期熟成ならではの熟成感と飲みごたえを感じられ、非常に評価の高いシングルモルトです。複雑なコクとシルキーさは、白州の素晴らしさをしっかり伝えてくれる仕上がりです。
こちらも世界的なコンペティションで、数々の受賞歴を誇ります。流通量は少なく、なかなか手に入らないプレミアムなウイスキーです。
定価 700ml 55,000円(税別)
白州25年
白州のラインナップの中で、最も長い熟成を経たシングルモルトです。圧倒的な熟成感とラグジュアリー感を味わえる、究極の一本と言えます。
白州シリーズの中でも最も入手困難な種類で、定価もぐっと上がります。市場価格もこの定価を上回る価格で取引されています。
定価 700ml 360,000円(税別)
まとめ
今回は、日本が誇る「白州」の蒸溜所の歴史についてご紹介しました!
ウイスキーひとつひとつにつくり手や創業者の思いが詰まっている、そんな歴史を思いながら飲むと、また違った味わいに気付くことができます。
「白州」の軽快で爽やかな飲み心地は、蒸溜所の自然がなければ決して生まれてこなかったもの。その背景も一緒にお楽しみください!



